夜を想う
僕が中学生の頃、僕らの中でWeb小説執筆ブームがあった。何がきっかけだったのかは思い出せないが、友人の数名はWeb小説を書いていた。例に漏れず僕もなろうを書いていたわけだが、中三か高一のタイミングで黒歴史だと思って消してしまった。そのため現在、僕の作品がある場所はノクターンノベルズだけである。
最初にノクターンノベルズに出会ったとき、僕は中学生だった。なろうが好きでほかにも系列のサイトがあると聞いてアクセスしたが、サイトに入る前の「18歳以上の確認」でびっくりしてしまった。学校で習ったやつだ、架空請求とかされちゃうのかもと思って慌ててページを戻った。読み込んだからアウトかな、すぐ戻ったからセーフかなとびくびくしたのを覚えている。
次にサイトに入ったのは、読むためだった。なろうの異世界ものをある程度読んだため、別のサイトを開拓していた頃だった。いくつかのタグを読んだが、貞操逆転タグを気に入った。これは今から数年前のことだったが、この頃は貞操逆転タグは今よりも流行っていなかった。そこで僕はこのタグのものを書いてみた。そしてこれだけが、残っているものだ。
さて貞操逆転タグは現在、ある程度は流行っているのだが、中には(というか大多数だが)正しい貞操逆転ではないものがある。つまり、男性受けではなく自分から女性相手に「可愛い」だの言ってグイグイいくタイプのものだ。それがしたいならただの男女比タグでやるべきで、それは全く「逆転」していない。
正しいものとは、男性が受動的・受け身で、女性側から積極的にアプローチされ、守られるべき存在として扱われるる構造であり、男性が依然として性的主体であり続ける作品は、全部ニセモノだ。