五月の吐息
5月22日の金曜日は寒かった。ただ寒いじゃない、「5月のくせに」だ。

自分は賢いためトレーナーで出かけたが、バイト終わりの17時半に外に出た瞬間、その自尊心も半分崩れた。雨こそ降ってはいなかったが、それでも寒いのだ。上着を持ってこなかったことを後悔したが、まあ後悔しても寒いものは寒い。
本当の問題は夜だった。冬の布団はもう押し入れの奥に行ってしまった。「もう寒くならないだろう」という春への信頼が、今夜完全に裏切られた。薄い掛け布団一枚で、家族はまだ羽毛布団をしまっていなかったな、などと考えながら毛布にくるまって震えていた。
靴下を履いた……まだ寒い。
もう最終兵器1を出すしかない、と思ってPCに向かい、AUTOMATIC1111を立ち上げた2。先日使ったテキトーなプロンプトで画像を100枚生成するようにして、そのまま放置する。予想生成時間は1時間弱。GPUが唸り始めたのを確認し、僕は再びベッドに潜り込んで目を閉じた。
翌朝、僕の部屋だけが暖かかった。